「 QUADRUTOPS 」とは
東京を代表するリカーショップからウイスキーに精通する店長たちが集結。厳選を重ね納得の一樽をチョイスするシリーズ。恐竜のトリケラトプスに因んで4本の角を持つ幻獣「クワドラトプス」と命名された。桃園の誓いならぬ「居酒屋の誓い」により結成された。
1821年創業、安定したクオリティの高さを誇り、その華やかでフルーティな甘みがあるハウススタイルが通好みで愛好家やプロに高い評価を得ており昨今では広く人気も高まっているスぺイサイドの佳酒、リンクウッド。第二弾となる今回はバーボンバレルで11年熟成したのちに1stフィルソーテルヌバリックで1年後熟をかけた原酒を選定した。
ラベルは1970年代半ば頃に流通した「White Label」の古き良きデザインをベースにサンプリングされたデザインである。同蒸溜所のポテンシャルを存分に感じられる麦芽の甘さに加え、樽由来の気品のあるフルーツ感とスパイシーな余韻が長く続く。
テイスティングコメント
【香り】馥郁とした花の香りに満ちている。熟したプラムや青リンゴ、クランベリー、パッションフルーツ、洋梨、若草なども。花と果実が素敵なハーモニーを奏でている。
【味わい】フルーティで魅惑的な風味が口中に広がる。甘みは上品だが心地よく、バランスも秀逸。アプリコットやキウイ、バナナ、マーコットオレンジ、蜂蜜などが次々と現れる。
【フィニッシュ】余韻は心地よい甘酸っぱさとスパイス感が長く続き、ドライイチジクとジンジャーが締めくくる。
【コメント】 とても美味しいリンクウッド。熟成香の完成度が高く、舌に残る風味の満足度は比類ない。いつまでも飲んでいられる。
Tasting comment by 吉村 宗之