2026年9月4日より配送開始予定です。
M&H蒸溜所は2013年にイスラエルのテルアビブで創業。蒸留所名の「M&H」は「Milk & Honey」を意味し、旧約聖書の一節「乳と蜜の流れる地」から名付けられたものである。創業者はガル・カルクシュタイン。蒸留開始は2014年1月で、製造面では、カバラン蒸留所の立ち上げに関わり温暖地でのウイスキー造りに通暁している故ジム・スワン博士がコンサルタント兼マスターディスティラーとして招聘された。 イスラエルは小さな国でありながら、海抜-430mの死海から、山岳地帯、砂漠、湖まで劇的な気候差を持つ土地である。M&H蒸溜所はその地理を活かし、異なる環境でウイスキーを熟成してきた。 死海の乾いた空気。 エルサレム山地の冷たい夜。 ネゲヴ砂漠の灼熱。 ガリラヤ湖の穏やかな湿度。 土地が生んだ4つの熟成。その違いを、グラスの中で体感してほしい。
Tasting comment by 北梶 剛
【香り】トースト、フェンネル、甘やかなオーク、カカオ、アーモンドオイル。時間の経過とともに、熟したアメリカンチェリーのニュアンスが現れる。
【味わい】クランベリージュース、ジューンベリーのコンポート、ラズベリーグミ。凝縮感のある甘さに、赤い果実を思わせる鮮やかな酸味が重なり、ジューシーで力強い味わいを形成する。
【フィニッシュ】次第に心地よいビターさへと変化し、柑橘皮の砂糖漬け、紅茶、ホットスパイスへ。タンニンと、アントシアニンを思わせる赤い果実由来のほろ苦さが、穏やかに長く続く。
【コメント】ネゲヴ砂漠で5年6カ月の熟成を経たシングルカスク。昼夜の大きな寒暖差と乾燥した環境が樽との活発な呼吸を促し、凝縮感のある力強い香味を形成。そこにSTR樽由来の豊かな果実味が溶け合い、鮮烈な赤い果実味へと展開。ネゲヴ砂漠の灼熱と照りつける太陽を想起させる、エネルギッシュで印象深い1本に仕上がっている。
