香港の名店CLUB QINGがボトラーズブランドとして、日本市場限定で販売される新シリーズ“TWILIGHT”が誕生。CLUB QING代表のAaron Chanと日本市場の代理店となるRUDDER LTD.代表の北梶剛が、日本のウイスキー愛好家の嗜好に合わせ、共にテイスティングして選び抜いたシングルカスク。シリーズ名“TWILIGHT(黄昏)”には、日本と香港、ふたつの地の“光”がゆるやかに溶け合う黄昏の情景が重ねられている。両者の感性が交わることで生まれた特別な1本だ。記念すべき第1弾に選ばれたのは、1871年創業、マレイ湾に面した港町バッキーに位置するインチガワー蒸溜所。古き良き時代を彷彿させる非常に興味深い1樽が日本に上陸。
Tasting comment by 北梶 剛
【香り】革張りの家具、蜜蝋、メレンゲ、カスタード、洋梨、アップルジュース、ヘザーの花、後から、芝土や仄かに塩素。
【味わい】熟したプラム、缶詰の桃、グリーンバナナ、ライチ、キウイジャム、アカシアの蜂蜜、シナモンやナツメグ、徐々にドライに変化する。オイリーでワクシーなボディ。 【フィニッシュ】グァヴァやマスカット、柑橘果皮、グレープフルーツの綿、甘草、松脂、塩水漬けオリーブ、ややナッティ、甘味と塩味、心地よい熟成感が長く続く。
【コメント】長期熟成のエステル化も影響した力強い果実感と熟成感、オイリーでワクシーなテイストからは、フルーティなアイリッシュやクライヌリッシュも彷彿させる、古き良き時代を彷彿させる非常に興味深いインチガワー。
