商品紹介
|万象之書・雪鴞の書|
2026年、AQUA VITAEが発表する年間シリーズ「万象之書」。その着想源となったのは、古典写本芸術の傑作『ケルズの書(Book of Kells)』である。シロフクロウ、ベンガルヤマネコ、アザラシ、アカギツネ、リュウグウノツカイ、オオハシという6種の生き物を通して、人類が混沌から目覚めへと至る歩みを描き出す。陸・海・空をまたぐ象徴的な存在たちに、6種類の厳選されたウイスキーを重ね合わせることで、風味、芸術、そして生命への思索を寓話として紡いだシリーズとなっている。
「雪鴞の書」は、その物語の始まりを告げる一作。伝説によれば、かつて人類は永遠の命を持っていたが、言葉と感情を失い、無音の世界にただ存在していたという。やがて、時の流れを司る封印が解かれると、老いと死が再び人々のもとに訪れた。命に限りが生まれたことで、人生は初めて意味を持つようになったが、それでもなお、人々は自らの心の重みを感じ取ることはできなかった。
古の図書館の奥深くで、シロフクロウは“感情”を封じた一冊の書を守っていた。太古の人々は文字によって数々の記録を残したものの、その中に宿る感情はすべてシロフクロウによって持ち去られ、書物の頁の中に封印されていたという。世界は痛みから守られた一方で、ぬくもりもまた失っていた。長い時を経て、人類は再びその書を見出し、シロフクロウの朗読を通して、忘れ去られていた感情の響きを耳にする。それは言葉ではなく、悲しみ、想い、そして喜びそのものであった。感情が人の世に戻ったとき、人々はようやく理解する。命に限りがあるからこそ、感情はかけがえのないものとして完全な輝きを放つのだと。
テイスティングノート
香り: 温かみのある干し草、バニラ、ワクシーなニュアンス。洋梨やアプリコット、そして野の花を思わせる香り。
味わい: パイナップル、マンゴー、ハチミツ、ホワイトペッパー、リンゴ。
フィニッシュ: 長さは中程度。チョークのようなミネラル感とペッパーのニュアンスが感じられる。
