「TRICKSTER」とは
神話や物語の中で、神や自然界の秩序を破り、物語を展開する存在である。往々にしていたずら好きとして描かれ、善と悪、破壊と生産、賢者と愚者など、異なる二面性を持つのが特徴であり、文化英雄であると同時に、一面的な定型には収まらない存在である。
若い原酒であるが、完成されている。ハウススタイルとは異なるが、クオリティが高い。など、二面性と驚きのある原酒にスポットライトを当てた、まさにボトラーズブランドとしての醍醐味を味わってもらうべく生まれたTHE ULTIMATE SPIRITSのレギュラーシリーズである。
柑橘が導く至高のピート。
第17弾は、アイラ島で1815年に設立、今なお使用する大麦麦芽の20%を蒸溜所内で自家製麦している数少ない蒸溜所であるラフロイグ蒸溜所の原酒「ウィリアムソン。」(「ウィリアムソン」とは、ボトラーズからリリースされるラフロイグに一般的に使用される総称)。
ラベルには、シングルモルトウイスキーとして初の王室御用達許可証を下賜された蒸溜所であることから、英国では文化的象徴でありトリックスターとしても知られている“ワタリガラス(Raven)”が描かれている。幾多にも重なるピート由来の奥深いフレイバー、更には、熟した柑橘果実の香味が溶け込んだ、この年代のラフロイグでは抜群の仕上がりと言える1本。
Tasting comment by 北梶 剛
【香り】甘い灰、ヨード、焚き火、焼き貝、手入れ仕立ての革製品、後からレモネード、グレープフルーツやミントキャンディ、ユーカリオイル。
【味わい】タール、海藻サラダ、スモークサーモン、キウイフルーツや生ハムメロン、ベルガモット、オイリーな口当たり、ジンジャーやホワイトペッパー、徐々にスパイシーに変化する。
【フィニッシュ】ブンタン、柑橘の綿や砂糖漬けの柑橘果皮、オレンジオイル、クローヴ、ヒースの花、ピートの煙、芝土、果実由来と甘味と酸味、ピート由来の香味が長く続く。
【コメント】幾多にも重なるピート由来の奥深いフレイバー、更には、熟した柑橘果実の香味が溶け込んだ、この年代のラフロイグでは抜群の仕上がりと言える1本。
