その公式プライベートボトルはコレクターズアイテムとして熱い注目を集めています。
毎回、秩父ウィスキー祭実行委員会が厳しいセレクションを行い選定されている。
2024年は記念すべき第11回開催に合わせたリリースであり、スコットランドと日本から個性豊かな8本のウィスキーが選ばれた。
今やウィスキーファン垂涎のアイテムとなったシリーズの最新リリースを是非確かめていただきたい。
Chichibu Shrine has a history of over 2,000 years.
The Chichibu Whisk(e)y Festival, one of Japan's leading whisky events, is held with the Chichibu Shrine at its centre.
Its official private bottles are hotly sought after as collectors' items.
Each time, a strict selection is made and selected by the Chichibu Whisk(e)y Festival Executive Committee.
The 2024 release coincided with the commemorative 11th edition of the festival, and eight unique whiskies from Scotland and Japan were selected.
The latest release in the series, which has now become a coveted item for whisky fans, is a must-see.
【予定調和をなぞる快楽】
シェリー樽由来の、チョコレートやコーヒー、ドライフルーツ等の香味が特徴的で、まず嫌いな人がいないウィスキー、羨ましい。
ボトラーズとしてのCQの特徴としては、昨今、状態の良い空樽の確保が蒸溜所ですら入手が困難な中、スペインのボデガから直接仕入れをするリアルシェリーの空樽に限って熟成を行っている。また、若めの熟成年数のカスクでも、
50%前後に仕上がった原酒をしかりとセレクトしている。ボトラーズとしては、まだ短いながらも、蒸溜所の準備と並行して展開しているだけに他のボトラーズではできない蒸溜所と同じレベルの取り組みができているのが⾧所。
ラベルにデザインに関しては、2021年にボトリングされたアードモア(秩父の古代生物=パレオパラドキシア、キャッチは落ち着きを取り戻したおてんば娘)に続く、秩父に由来するモチーフをデザインしたシリーズで、
今回は秩父市の鳥オオルリがラベルになっている。
1878年の創業以来、約140年余の歴史をもつグレンロセス蒸留所。ブレンドにおいて味の重要な要素である「トップドレッシング」としてブレンダーからの評価が高い事で知られている。
1950年代や1960年代蒸留の貴重なオールドボトルや厳選されたプライベートボトリングを取扱い、香港のウィスキー文化発展の一翼を担っている。また、香港で最も人気のウィスキーイベントとも言えるWhisky Now!の主催者でもある。
ホットなトピックスとしては、オーナーのアーロン・チャンが会⾧を務め、カイブ蒸溜所をスコットランド・パースシャーのヒルズ・オブ・ベンドーキー農場に建ちあげた事が知られている。
テイスティングコメント
香り:ドライデーツ、ダイジェスティブビスケット、グレープフルーツ、温かい蜂蜜、木の影響、パセリ、コーヒー、ホットチョコレート。
味わい: 甘露、コーヒーリキュール、オレンジ、甘草、ダークチョコレート、ブラウンシュガー。
フィニッシュ: ダークチョコレートと砂糖漬けオレンジ。
コメント: ほとんどの飲み手に合うウェルカムなウイスキー。比較的穏やかで、特に味わいには様々な層がある。
Tasting comment by Aaron Chan