グレンエルギンは1898年創業、スペイサイド地方エルギン地区に位置する蒸溜所。建設途中で大恐慌の影響を受け、当初の計画より規模を縮小して完成したと言われている。
かつては蒸溜所脇を流れるグレン川の水力を利用してタービンを回していたことから、1950年頃まで外部電力を必要としない珍しい蒸溜所として知られていた。また、スペイサイドでは19世紀最後に創業した蒸溜所であり、その後トーモア蒸溜所が誕生する1960年まで、およそ60年間新たな蒸溜所が建設されることはなかった。
このボトルは1970年代に流通していたWhite Horse時代の12年熟成である。当時のグレンエルギンは現在のボトルとは大きく異なる酒質を持ち、長期熟成を思わせる凝縮感と重厚なクラシックスタイルを備えている。
香りには蜜蝋や熟した黄桃、アプリコット、オレンジマーマレードが広がり、紅茶、樟脳、古木、キノコ、湿った土、わずかにタールや薬草を思わせる複雑なニュアンスが折り重なる。口に含むとオイリーでワクシーな質感が印象的で、モルトの甘みと古いオークが調和し、長く奥行きのある余韻へと続く。
1970年代流通のWhite Horseボトルは、1980年代流通品と比較してより濃密で重厚な酒質を備え、往年のグレンエルギンが持っていたクラシカルな魅力を色濃く残している。現代では味わうことのできない、オールドスペイサイドの個性を堪能できる貴重な一本である。
【オールドボトルをご購入をされる前に】
年数を経てきたオールドボトルは栓を抜いて飲んでみなければ、味わい、飲み頃、ピーク、ダメージ等を確かめることが出来ません。
また複数本入荷の際はランダムに発送しておりますので、ボトルやロットなどのシリアルナンバー、流通国・パッケージ、若干の液面の違いがある場合がございます。
イメージと合致しない場合があることをご了承の上、お買い求めください。
またこのような理由による交換・返品は承りかねますので合わせてご了承下さい。
【抜栓時の注意点】
コルクの特性上、年数の経過によりコルク栓が劣化している場合があり、折れやすくなっておりますので、抜栓時には十分に御注意ください。
抜栓前にボトルを寝かせてコルクを液面に浸したり、栓を抜く際に圧力を真上にかけることで折れる可能性が多少軽減されるといわれております。
上記のような事象での返品は一切受けかねますので、ご了承ください。
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