2021年に記念すべき創業65周年を迎えた「ラ・メゾン・ド・ウイスキー」社は、現オーナーの父が始めた小さな酒販店が原点です。この20年余りでその業容を大幅に拡大し、数多くのブランドの輸入代理店としてだけでなく、いくつかのブランドでは全世界の販売代理権を持ち、その世界的なネットワークを駆使して数多くの高品質なお酒を販売しています。
イングランドにあるビンバー蒸留所のオーナー、ダリウシュ・プラジェフスキによって創設された「The Dava Way Project」は、スコットランド・スペイサイド地方のグラントウン=オン=スペイとフォレスを結ぶ有名な24マイルのトレイル「Dava Way」にちなんで名付けられました。しかし、この独立系シリーズは、既存のルートに縛られることなく、必要に応じてアイラ島を目指す冒険心を持っています。このカリラのフレーバーとアロマを一言で表現するなら、「独創的」「魅惑的」「気まぐれ」、そして「反体制的」といった言葉がふさわしいでしょう。
テイスティングノート
色合い:鮮やかで輝きのある黄金色。
香り:生き生きとして引き締まった印象。最初に感じられる独特な香りは、ピート香、スモーキーさ、塩味、スパイシーさ(ジンジャー)、野菜的なニュアンス(カリフラワー)、そして焼けたようなニュアンス(霙)を含みます。このユニークな第一印象は、アスピリンや布製包帯といった薬品的な香りへと展開し、アロマパレットの個性的なキャラクターを際立たせます。
味わい:クリアでダイナミックな味わい。アタックでは乾燥ピートの濃厚な風味が広がります。その後、咳止めキャンディのような薬品的なニュアンスと、アーモンドやクルミのようなまろやかな乳製品的な味わいが続きます。後味には、タバコや灰の風味が現れ、やがて砂糖漬けのフルーツ(オレンジ、アプリコット)の甘みへと移行します。
余韻:長く調和のとれた余韻。スモーキーでピート感のあるモルト大麦の風味が豊かに広がり、淡いモルト色とは対照的に、フレーバーパレットには多彩なオレンジ色のニュアンスが加わります。後味では、ピートの深みがさらに増し、ジンジャーやジンセンといった根菜的な要素や塩味が強調されます。