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「ART SESSION GOLD」
13年以上の中期熟成に達した原酒の中から、厳選を重ねて選出された原酒により構成される「ART SESSION」シリーズ。蒸溜所の歴史や背景に着想を得て、原酒とゆかりのあるアーティストやアート作品との“セッション”というコンセプトはそのままに、より熟成の長いカスクに焦点を当てたプレミアムレンジとして誕生したのが本シリーズ「ART SESSION GOLD」である。
新旧の美質が交わる、黄金の円熟。
「ART SESSION」より、長期熟成原酒に焦点を当てたプレミアムレンジ 「ART SESSION GOLD」 の第4弾。厳選した1樽は、1819年に北ハイランド・サザーランド東海岸で創業したクライヌリッシュ蒸溜所。現在稼働する蒸溜所は1967年に建設されたもので、1983年に閉鎖(2021年に再開)した旧蒸溜所「ブローラ」としばしば比較される。フルーティさ、オイリーな質感、そしてワクシーな個性を兼ね備えた、ハイランドを代表する人気蒸溜所のひとつである。
ラベルには、レオナルド・ダ・ヴィンチが1483年に描いた「フォルトゥナの寓意(快楽と苦痛の寓意)」を採用。運命と幸運を司る女神フォルトゥナへの敬意と、RUDDER創業10年目以降の幸福な出会いへの願いを込めた。
現代のクライヌリッシュらしい華やかな果実味は、長期熟成によってよりエステリーで円熟した表情へと昇華。一方で、往年を彷彿とさせるリッチで奥行きのあるワクシーな個性がしっかりと土台を支え、新旧二つのクライヌリッシュの魅力が見事に融合している。長期熟成だからこそ辿り着いた、豊かな熟成香とクラシカルなワクシネスが共存する、まさに円熟1本である。
Tasting comment by 北梶 剛
【香り】ドライアプリコット、イチジク、オレンジのパウンドケーキ、蜜蝋、全粒粉ビスケット、白檀のお香、ヒースの花、樺の木。
【味わい】ピーチキャンディ、ネクタリン、レモン牛乳、マーマレード、大麦糖、ハチミツ、柑橘皮の砂糖漬け、ココナッツ。オイリーなボディに、軽快なワクシーさが重なる。
【フィニッシュ】ドライマンゴー、枇杷、プラムからアップルティーへと移ろい、柑橘の皮、塩とバニラ、クローブ、ジンジャー、山椒のスパイスが長く心地よく続く。
【コメント】果実味豊かな甘さを特徴とする近代的なクライヌリッシュが、長期熟成によってさらにエステリーな表情と円熟味を獲得。そこへ往年のクライヌリッシュを思わせるリッチで奥行きのあるワクシーな個性が寄り添い、このボトルに唯一無二の魅力と完成度を与えた。
