今回、リリースさせていただきますのは、モルトヤマ10周年記念ボトルの中でも真打ちで、モルトヤマ10年間の集大成というべき特別な1本です。
ハンターレインのフラッグシップレンジのオールド&レアで、ハイランドモルトの中でも、特にスモーキーな蒸留所として知られているアードモア蒸留所からの1本です。
それも、ラベルには記載はありませんが、アードモア蒸留所の原酒ではありますが、アンピーテッドタイプの『アードレア』です。
アードモアはビームサントリー傘下の蒸留所で、ブレンデッドウイスキーのティーチャーズのスモーキーな原酒を製造している蒸留所としても知られていますが、他社との原酒交換のために、アンピーテッドタイプのアードレアの製造も行っています。
しかしながら、アンピーテッドタイプでありながらも、しっかりとスモーキーさを感じる1本です。
通常のアードモアのような圧倒的な存在感のあるスモーキーさではなく、上品で灰を伴う存在感のあるピートスモーク感が充実しており、リフィルバットの程よいシェリー樽のニュアンスと、32年という熟成期間も相まって、高次元の仕上がりになっており、ここまでのクオリティのアードモアとは滅多に出会うことはできないでしょう。
モルトヤマ10周年記念ふさわしい、個性とクオリティを持つ1本を多くの方にお召し上がり頂ければ幸いです。
生産地域:東ハイランド
蒸留所名:アードモア
樽の種類:リフィルバット
カスクNo:...
蒸留年:1990
熟成年数:32年
ボトリング年:2023
総本数:353本
テイスティングノート
香り:上品で灰を伴う存在感のあるピートスモーク、リンゴ飴、甘栗、少しのタール、熟したミカン、少しのレーズン、メンソール、グレープフルーツの綿、非常にこなれた麦芽、黒豆の蜜煮、腐葉土。
味:上品で熟成感のある穏やかな口当たり、甘さと一体感のあるしっかりとしたスモーク、リンゴ飴、甘栗、ほのかなシェリー由来のレーズン、ブトウの皮、時間の経過とともにグレープフルーツの綿、黒豆の蜜煮、微かにシダ植物。後口は、灰を伴うスモークとグレープフルーツの綿、そしてリンゴ飴のような甘さが極めて長く続く。
総評:時間のみ経過と共に香味の展開が豊かで、90年代至高のアードモア(アードレア)。
(メーカー資料より)