THE MALTMAN「FRONTIER」とは
THE ULTMATE SPIRITSがMEADOWSIDE BLENDING社のドナルド・ハート、アンドリュー・ハートと厳選を重ねセレクトされた日本市場限定のシングルカスク。
「FRONTIER」には、未開拓の分野、新分野、また、学問や技術の最先端、最先端の業績という意味があり、常に完全を求めて努力するそのMEADOWSIDE BLENDING社のテーマと革新に向かって常に舵を切っていくTHE ULTIMATE SPIRITSのテーマが重ね合わさり生まれた新シリーズである。
【呼び起こす、スクエアボトルの片鱗。】
THE ULTIMATE SPIRITSとMEADOWSIDE BLENDING社、両者が厳選を重ねる事によって生まれた新シリーズである「FRONTIER」。
第5弾の原酒に選ばれたのは、John & James Grant 兄弟が1840年に創業、かの世界的コレクターの1人として有名であったザガッティ氏も愛飲していたことで知られるグレングラント蒸溜所の貴重なシェリーカスク熟成原酒。
本シリーズのラベルには、その蒸溜所の空気をより感じてもらうべくその土地に縁の深い写真を用いており、今回は「The Major」と呼ばれていたJamesの息子が1898年に建設された第2蒸溜所(1965年に キャパドニックとして再OPEN)との熟成庫を国道A941を渡ってつないだ、有名な「ローゼスウィスキーパイプ」がラベルに描かれている。古き良きシェリー樽由来の複雑なフレイバーが、原酒の持つエステリーな 果実の香味とフローラルな香味により深みを与えた魅力溢れる中長期熟成、オールドのスクエアボトルも彷彿させてくれるグレングラント。
MEADOWSIDE BLENDING社
兄のアリステアと共に勤めたハート・ブラザーズ社時代を含め、ウイスキー産業で45年を越える経験をもつドナルド・ハートがハート・ブラザーズのブランドを譲渡後、息子のアンドリューと共に2009年グラスゴーで立ち上げた新しいボトラー。
業界での長い経験を活かし、独自のルートで選び出した樽を同社オリジナルブランド「ザ・モルトマン」としてボトリング。シングルモルトを中心とし、ブレンデッド・ウイスキーやウォッカ等も手がけている。
同社のモットーは、「優れた者がそうであるように、常に完全を求めて努力する」こと。
テイスティングコメント
香り:甘いオーク、焼きプリン、メレンゲ、瑞々しいアプリコット、熟したバナナ、マスカット、樟脳。
味わい:煮リンゴ、熟した洋梨、大麦糖、ドライアプリコット、ミルクチョコレート、柑橘皮の砂糖漬け、トロピカルフルーツのフーセンガム、ほうじ茶、ヒースの花、セージ、ややナッティ。
フィニッシュ:トースト、ジンジャーブレッド、ピーナッツバター、プラリネ、優しく長く続く。
コメント:古樽を期待させる緑がかった琥珀色。古き良きシェリー樽由来の複雑なフレイ バーが、原酒の持つエステリーな果実の香味とフローラルな香味により深みを与えた魅 力溢れる中長期熟成、オールドのスクエアボトルも彷彿させてくれるグレングラント。