「ボビーズジン」はオランダのスキーダムという町にある、 1777年創業のハーマンヤンセン社で生産されています。この町、スキーダムはジュニバーを使ったジンの発祥の地という歴史を持っており、まさにオランダ産ジンの象徴ともいえる町なのです。1950年代ジャコバス・アルフォンス氏がオリジナルレシピをもとに自家生産していました。そのオリジナルレシピを、孫にあたるセバスチャン氏が母の家で発見したところからこのボビーズジンのプロジェクトはスタートしました。「ボビー」とは祖父であるジャコバス氏の愛称です。孫のセバスチャン氏は父の生まれ故郷であるインドネシアにも住んでいたことがあり、父が作り出したインドネシアのレシピとオランダのレシピをミックスさせ、現代風にバランスの取れたジンに仕上げました。
今回ご紹介する「ピナンラシ」は、インドネシア語で混ぜたスパイス、といった意味です。通常の「ボビーズジン」に使用されている原料がジュニパー、レモングラス、シナモン、クローヴ、コリアンダー、ローズヒップ、フェンネル、キュベブペッパーであるのに対し、このピランラシはターメリック、ダウンマサラ、(ローリエの一種)、ガランガル(ショウガの一種)のスパイスをメインに、ジュニパー、レモングラス、シナモン、クローヴ、コリアンダー、キュベブペッパー、スウィートオレンジを使用しています。カクテルレシピとしてのお薦めは、トムコリンズ、ギムレット、ジントニックやネグローニです。
テイスティングノート
香りはスパイシーで香り高いレモングラス、味はフレッシュなシトラス&ハーブが弾けて、後からかすかにキュベブペッパー。
(インポーター資料より)