「ART SESSION」シリーズについて
私達がセレクトするウィスキー・スピリッツと過去・現在を問わず様々なアーティスト・アート作品とのコラボーレーション。
それらを「Classic」、「Contemporary」にアプローチを分けシリーズ化したもの。
私達は常により良い原酒を探し求めます。
またラベルにしてもしかり、その味わいに相応しい美しさや表現を大事にしてゆきたいと考えます。
白ワインと焼きたてパン、かぼすが香るお吸い物。
ART SESSION CLASSIC第15弾の原酒に選ばれたのは、スぺイサイドはダフタウンに1896年創業したダフタウン蒸溜所の1樽。ディアジオ社の系列に属する蒸留所の中では最大クラスと言われているが、そのフルーティでフローラルな香味は、近年流通するオールドボトルとも共通する香味を感じやすいクラシカルなスタイルの蒸溜所であるといえるのではないだろうか。また、殆どがブレンデッドウィスキーに使用されるため、ボトラーズブランドからのリリースも多くない事で知られている。今回のラベルにはダフタウンの象徴でもあるカワセミが2羽描かれた、ゴッホの草木花鳥図を採用。麦芽由来の穀物の香味とフルーティ&フローラルなフレイバーがバランス良く散りばめられた展開が魅力の中期熟成ダフタウン。古き良き味わいも感じられる1本。
ラベルのモチーフは、フィンセント=ファン=ゴッホ( 1853年3月30日-1890年7月29日)に描かれた草木花鳥図。 ダフタウンの象徴でもあるカワセミが2羽描かれており、1羽は枝に止まり、1羽は水中の魚をめがけて飛び込もうとしているのが分かる。
テイスティングコメント
香り:白ワイン、切りたてのリンゴ、若い洋梨、ミルクをかけたオートミール、麦粥、ベビーコーン、干し草、ヒースの花、ナツメグ。
味わい:フルーツキャンディ、大麦糖、焼き海苔、アップルパイ、バナナチップ、ピザ生地、ホワイトチョコレート、ココナッツやゼラニウム。
フィニッシュ:エールビール、ショートケーキ、かぼすが香るお吸い物、全粒粉ビスケット、焼きたての食パン。後からジンジャー、僅かにスモーキー。
コメント:麦芽由来の穀物の香味とフルーティ&フローラルなフレイバーがバランス良く散りばめられた展開が魅力の中期熟成ダフタウン。古き良き味わいも感じられる1本。
Tasting comment by 北梶 剛