グレンバーギーはバランタイン七柱の中核【心臓】と呼ばれており私が大好きな蒸溜所のひとつです。1995VTを彷彿とさせるキャッチーな味わいと中期熟成ならではの安定感、ハウススタイルの未来を感じさせる確かな片鱗に感銘し選定しました。
近年では人気銘柄や長熟VTの原酒は入手が困難な時代となりましたが、そんな今の時代に「気軽に楽しめて美味しいウイスキー」私が判断する際に最も重要視する点です。情報過多な昨今、様々な場面で本質が問われる時代だとと思っていて、だからこそ2010年代蒸溜原酒を自信を持って紹介することへ強く意義を感じています。
偶然ですが1810年創業の同蒸溜所から200年後の2010年に蒸留された素晴らしい原酒に巡り会えました。それは生産者、サプライヤー、インポーターなくしてこのボトリングは実現しないでしょう。又手に取ってくださるお客様、酒場で楽しんでくださる
お客様がいてはじめてプロダクトは成立します。改めて全ての方に感謝の念が絶えません。
信頼や真心を紡ぐウイスキーと皆々様に敬意と愛を込めて。