総合酒類メーカーの明利酒類株式会社が2022年9月26日にウイスキー製造免許を取得。しかし、実は1952年からウイスキー造りを開始しておりましたが、約60数年前に工場での不慮の火災によりウイスキー免許は返納。それ以降ウイスキー造りを断念していた経緯があります。
紆余曲折を経て、2022年、再開時の規模感に合わせ、人の手をかけて造られるクラフト蒸留所として「高藏蒸留所」の創業を再開させ、現在に至る。
水戸という場所は那珂川と千波湖に囲まれた豊かな水脈をもつ「水の都」。地下から湧き出るマグネシウムを豊富に含む水は、ウイスキー造りに欠かせない大事な要素のひとつです。自然の豊かな恵みを毎日変わらず、大切に汲み上げているようです。
『最高のウイスキー造りは、こだわりの基礎から』と掲げているように、高藏蒸留所の作り手達がこだわるのは、水や大麦だけではなく、味わいを決めるのに重要な酵母の研究と開発も日夜、弛まず重ねています。
1952年、加藤高藏と情熱溢れる職人の手で始められるも、火災により断念された明利酒類のウイスキー造り。2022年に免許を再取得して以来、酵母の開発やアルコールの蒸留で全国の酒蔵の酒造りを支えてきた技術を総結集し、これから数十年先を見据えて踏み出す、一歩目のリリースです。
高藏蒸留所によるピュアモルトウイスキー。ジャパニーズウイスキーを象徴する「ミズナラ樽」をファーストフィルで贅沢に使用し、熟成。日本のテロワール を活かし、フルーティなウイスキーを探求する中で果実の甘みとスパイシーさの両立を目指した一本です。
(生産者資料より)