「REQUIEM」とは
このシリーズはラムの背景にある壮絶且つ過酷な歴史と悲しいストーリーへ送るための「REQUIEM」。
「SEEK THE ULTIMATE」のテーマを礎に、ヘヴィー、エステリー、トロピカルエイジング、残酷なまでに妥協を許さず厳選した究極のシングルカスク・ラムがこの「REQUIEM」だ。
【安息を神に願う、レクイエム。】
「SEEK THE ULTIMATE」のテーマを礎に、ヘヴィー、エステリー、トロピカルエイジング、残酷なまでに妥協を許さず厳選した究極のシングルカスク・ラムがTHE ULTIMATE SPIRITSの最新シリーズ「REQUIEM」。
序章(プロローグ)、CHAPTER1(第1章)に続く、CHAPTER2(第2章)となるリリースは、最もヘヴィーなラムを生産する産地であるジャマイカより、1749年にさかのぼる歴史があるアプルトンエステートが経営する2つの蒸溜所のうちの1つであるニューヤーマスの27年熟成となる長期熟成原酒。
ジャマイカの多くの蒸留所が野生酵母を用い最低2週間以上の発酵期間を経て強酸性のウォッシュがつくりあげられる。
そのウォッシュから蒸留された原酒は、エステル濃度が高くなるに連れ、バナナ、洋梨、パイナップルというウィスキー愛好家には親しみ深い香味を生み出している。
欧州のボトラーズブランドや愛好家が最も注目するスタイルのラムだ。
ARTIST

ウィリアム・ブレイク(William Blake,1757年11月28日- 1827年8月12日)は、イギリスの詩人、画家、銅版画職人。
「幻視」を描く鬼才とも言われ最も偉大で特異なイギリスの幻想画家などと呼ばれることも多い。
『グレート・レッド・ドラゴン』の絵画は、1805年から1810年の間に描かれたブレイクの水彩画。
生涯を通じ、人種や性の平等を信じていたブレイクは、当時の政治的な見解を神秘的な象徴主義に落とし込み、普遍的なものとして作品で表現した。
テイスティングコメント
磨き上げたアンティーク家具、シガーボックス、インクや樟脳、マニキュア除光液、イランイラン、トロピカルフルーツのフーセンガム。
【味わい】
熟したバナナとパイナップル、焼き栗、ドライイチジク、メープルシロップ、アッサムティー、ジャスミン、タールやディーゼルオイルを彷彿とさせる薬品感。クリーミーなボディ。
【フィニッシュ】
煮リンゴ、ドライアプリコット、甘やかな水煙草、コーヒー、黒糖、ローストアーモンド、仄かにリコリスや土。非常に長く続く。
【コメント】
芳醇で力強いアロマとエナメル香、非常に複雑でフルボディ。トップノートからフィニッシュまで容赦なく押し寄せるエステリーな香味が刺激的且つ幻想的な1本。
Tasting comment by 北梶 剛