今回はスコットランドのインディペンデントボトラー「グローバルウイスキー」社のシリーズ「オールドグーンシーズモルト」から、最新ボトリングをご案内致します。グローバルウイスキー社は、2017年にスコットランドのグラスゴーで設立され、インディペンデントボトラー(独立瓶詰め業者)として、3つのシリーズを展開しています。数多くのサンプルを試した中から慎重に樽選びを行っており、すでに多くの高品質の樽を保有しています。今回はそんな同社の看板シリーズとなる「オールドグーンシーズモルト」から、最新ボトリングをご紹介致します。「オールドグーンシーズ」とは、ラベルにも描かれている「グーンシーお爺さん」のことで、彼はクーパーや蒸留所のマネージャーとして長く働いた経験があり、現在はグローバルウイスキー社のすべてのボトリングのテイスティングパネル(チーム)の責任者として、樽選びに関するアドバイスを行っています。そのチームのメンバーには各地の蒸留所で働く現役スタッフもいるそうです。全てシングルカスク&ノンチルフィルターのシリーズで、今回ご紹介するのはリンクウッドの2011年蒸留、12年熟成で、アメリカンオーク樽で11年熟成し、最後の1年間はオレンジワイン(果皮、種ごと発酵したオレンジ色をした白ワイン)樽でフィニッシュをかけました。テイスティングしましたが、色はオレンジかかったゴールデンカラー、香りはマーマレード、レモンケーキ、ボディはフルボディでレモン&オレンジの酸味にバニリンな甘み、ゆっくり金木犀、フィニッシュは心地よい酸味とビターが続きます。オレンジワインフィニッシュのニュアンスも感じられ、その中にリンクウッドの綺麗なボディの存在感もあり楽しめます!
オフシャルテイスティングノート –
色はリッチな琥珀、香りは草、オレンジ&レモンピール、マーマレード、味はペッパー、ドライなタバコ、トロピカルフルーツ、フィニッシュは甘いマンダリンオレンジ、バニラにバター。