甘くリッチ、奥行きのあるフレイバー
今回、秩父の名店バー・チェアリーの17周年を祝して厳選された オーヘントッシャンに続くもう1樽は、1852年創業、ゲール語で『緑の谷間』の意を持つダルユーイン蒸溜所のシングルカスク。 ジョニーウォーカーのキーモルトとして採用されている事でも知られ、 リッチな酒質、スパイシー、中期熟成以上になると濃厚なフルーツの香味が感じられ、多くのブレンダー達が高く評価している蒸溜所の1つでもある。 中熟に差し掛かった1樽は、甘くてリッチなダルユーインらしいスタイルとリフィルシェリー樽由来の奥行きのあるフレイバーが魅力的な1本。今回も過去のボトリング同様に、同店の創業年と同じ2007年蒸溜、 同じ時間を歩み且つ素晴らしい原酒に巡り合うことができた。「時間を飲む」とも言われるウィスキーの醍醐味を味わって頂きたい。